校正トライアル問題(14)

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校正の練習問題です。読書中に見つけました。

どこに指摘を入れるべきか探してみてください。

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いかがでしょうか。

答えは、下の赤字のとおりです。

 

今回は、2か所に指摘が入っています。

これまでのトライアル問題はほとんど1か所にしか指摘がありませんでしたが、実際の校正では1ページに複数の指摘が入るのが普通です。

 

一つは赤字、もう一つは青い字で書かれていますね。

赤以外の色(たとえば青、緑、鉛筆など)で書く指摘は、

「明らかな誤りではなく、質問」に当たります。

 

青い字で「原文ママ?」と書いているのは、

「(引用された文章の中に誤字のようなものを見つけたが)出典となった文章、つまり原文をそのまま転記したのでしょうか?」

という意味です。

「原文ママ」というのは、すなわち「原文のまま」ということですね。

 

引用箇所は、基本的に誤字脱字があってもその通りに表記し、もし手を入れる場合や傍線などで強調する場合はその旨を記載する必要があります。

そのため、引用部分に誤字らしき箇所がある場合は、原文の表記の通りに記載している可能性があるため、うっかり赤字を入れてしまわず質問します。

「原文ママ?」という言葉を著者も知っている場合はこれで通じますが、もう少し分かりやすく書くのなら「原文の表記どおりなら、このままにしますか?」ぐらいでしょうか。

でも、校正者は大体「原文ママ?」のように書きます。校正済みのゲラを読むのは大体、業界用語を知っている編集者(=校正の発注者)だからです。

編集者が青い字の「原文ママ?」を読んで著者に確認するときには、もっと平易で丁寧な言葉に言い換えているはずです。

 

このように、誤字脱字があっても即座に赤字を入れてはいけないパターンがあります。

誤りを見つけたとき、それがカギカッコでくくられていたり、本文よりも字下げされた(行頭が1字分以上低い)段落内であれば、それは引用箇所でしょう。というか、内容を読んでいれば引用箇所かどうか分かることがほとんどです。

そんなときは、赤ペン以外(多いのは鉛筆)で「原文ママ?」などと質問しましょう。

 

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